石井のブログ2

ラジオDJ、ナレーターなど話す仕事とときどきレコメンド書き。音楽中心マイペースなブログ。

CRAZY RICH ASIANS

お久しぶりのブログですが、

最近、どハマり中の映画の話を。

 

「CRAZY RICH!」(原題:CRAZY RICH ASIANS)です。

これね、あまり日本でヒットしてないけど、本当に面白かった。

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ストーリーは、

名門ニューヨーク大学で、経済学の教授として教鞭を取っている、

チャイニーズアメリカンのレイチェルが主人公。

彼氏のニックが、休暇で故郷のシンガポールへ戻るときに、

一緒に行こうと誘われ、行ってみたら、

彼がとんでもない金持ち(王様級)だったと分かり…

 

というものですが、本当に随所随所が笑える。

そして、アジア人なら「わかる!」という共感もありまして。

 

私がどのぐらいハマっているかというと、

原作の洋書まで買う始末。
めっちゃスマホの辞書にお世話になりながら、

タツムリが這うスピードで読んでます。

 

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アメリカで生まれ育っているレイチェルが抱く、

アジア人の生活ぶり(つつましやかで、貧乏寄り)と、

ニックの家族・親族、友人の生活っぷりのかけ離れ方が、

笑えるくらい違っていて。

だって、ニック親戚とか、普通にマンション15棟とか

持っていたり、ウン百万もするもの、ポーンと買うし。

このギャップに、お腹を抱えて笑いました。

 

特に私は、今年の夏にシンガポールに行ったから、

シンガポールの景色や観光地などにも、

自分の体験も込めてみることができたのも、

良かったのかもしれませんが。

 

あと、女性におすすめなのが、衣装。

本当に、ゴージャスで美しい。
目の保養にもなりますよ!


そして、何よりも興味深かったのが、音楽。

映画のオープニングで流れる。

「Waiting for Your Return」

これ、中国の「何日君再来」をビッグバンド風に

アレンジしているのです。

この曲ね、1937年の曲なんですね。

 

というか、日本でも「いつの日君帰る」というタイトルで、

昔からなじみがある曲ですね。

映画館で流れた時に、あっ!これ知ってる!!

って思いましたが、なんとなく美しさや哀愁なども感じる

原曲とはかけ離れた、めちゃくちゃ華やかで

心躍るアレンジになっていました。

 

でもね、心躍る感じが、今のアジアの勢いを

体現しているような気もしました。

そのほかにも、香港の往年の女優で歌手の

グレース・チャンという方の歌っている曲が使用されていたり。

 

アジアのヒット曲がクロニクルのように流れ、

それが、時折はアレンジがかかっているものもあって、

とても面白かったです。

 

劇中で、ニックの家のパーティーで、

生バンドを呼んで演奏させているのですが、

そのシーンでは、テレサ・テンの「つぐない」も

ジャズアレンジで流れていたような気がする。

 

映画観ながら「あれ?」なんか口ずさめる歌がある…

というか、旋律に合わせて勝手に歌詞が、脳内で再生されている感じ。

 

この映画のストーリー、もう少し詳しく書くと、

一般家庭に育ったアメリカ人のレイチェルが、

王様級のお金持ちのニックとやっていけるか?

ニックの周りの女性(お母さんも含め)に認められず、

いじわるされていく中を、どうやって乗り越えるか?

みたいな話で、面白いけどパワーももらえるようなものです。

 

同じ中華系の二人だけど、育った国や環境がここまで違う中、

どう乗り越える?といった感じ。 

 

もちろん話も十分に楽しめましたが、何よりも

音楽などの細かい演出にもとても魅了されました。

 

もう一回観たいんだよね、細かいところとか。

見に行く時間があるといいな。

本当、もっとヒットしてくれー。

 

いや面白いから、本当に見た方が良いって!!