石井のブログ2

ラジオDJ、ナレーターなど話す仕事とときどきレコメンド書き。音楽中心マイペースなブログ。

ユニバーサルマナー検定3級

先月に、FM FUJI「Yes!Morning」の9時台で

電話インタビューした、ユニバーサルマナー

 

お話を伺い、とても興味を持ちまして、

3週間ほど前に、私も受講して、3級を取得しました。

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 ユニバーサルマナーとは、

高齢者や障害者、ベビーカー利用者、外国人など

多様な人がいる中で、

「誰かの目線に立って行動する」ための

気持ちや行動を身に着ける、といったものです。

 

 実際に、街中で困っている人を見て、

「どうやって声をかければいいか分からない」とか、

「声をかけたいけど、サポート方法が分からない」など、

 

気持ちはあるけど、アクションが起こせないのを

解消するため、相手への配慮を身に着けるのが、

ユニバーサルマナーです。

 

3級は、およそ2時間の講義と

グループワークで取得することができます。

障害のある方が、講師としていろいろな話をして下さいました。

当事者の方ならではの目線が分かり、とても良かったです。

 

例えば、車いすを利用している方でも、

レストランでお食事をしたいときに、

車いすのままお食事をする方もいれば、

車いすから、椅子に移動して食事をしたい方もいるので、

まず、その人が「何を求めているのか?」というのを

聞いてみることが大切なんだなと感じました。

 

まずコミュニケーションを取って、

相手が何を求めているのか聞いてみる、

 

これって、すごく普通のことですが、

私は、「どうしたら良いのか、はて…」

と思い、躊躇してしまうことがありました。

 

受講してみて、今まで変に構えていたんだなと

とても感じました。

 

 

私は、学生時代にレストランでアルバイトをしていた時に、

白杖を持ったお客さまを席まで誘導することが出来ませんでした。

偶然いた別のお客様が、アテンド方法を知っていて、

助けて下さり、その方からアテンド方法を教えて頂いたのですが、

なんとなく心残りな経験をしたことがあります。

 

ユニバーサルマナーを今回受講してみたのも、

学生時代のそんな経験があった、というのもあります。

 

 

3級の検定では、アテンドの方法を知識として教えてもらいました。

でも、知識も大切ですが、なんというか気持ちを変えることが

大切だなと思ったのが、一番大きな収穫でした。

 

どうしたらいいか分からなかったら、

「何かお困りですか?」って聞いてみればいいだけだ、

と当たり前のことかもしれませんが、

今まで、変に躊躇していた気持ちを

取っ払ってもらったようでした。

 

ユニバーサルマナー、いまは学校でも

授業の一環として取り入れているところもあるようです。

 

検定を行っている、

日本ユニバーサルマナー協会のHPを見ていたら、

私の母校も取り組んでいることが分かり

とても嬉しかったです。

 

バリアフリーとか、多様性とか、

いろいろ言われていますし、

街の景色なども大きく変わっているように感じていました。

その景色を見て、時代が変わっていくんだななんて

思っていましたが、

 

街で困っている人を助けるのに、

なぜか少し躊躇してしまっていた自分もいました。

 

そういった躊躇をなくして、本当の意味で

バリアフリーが実践できている人になっていきたいなと

感じました。