石井のブログ2

ラジオDJ、ナレーターなど話す仕事とときどきレコメンド書き。音楽中心マイペースなブログ。

ザ・スロットル

去年、2016年に知ったアーティストで、

とても印象に残っているうちのひとつが、

THE THROTTLE (ザ・スロットル)

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番組でもちょいと話をさせて

もらっていたのですが、 

もうちょっと話したいと思いつつ、

年を越してしまいました。

 

渋谷WWWでライブを観たのですが、

キャバーンクラブって、

きっとこんな感じだったんじゃないかな?

と思うようでした。

 

そう、キャバーンクラブ、

THE BEATLESが、デビューする前に

ライブをしていた、あのライブハウスです。

 

ザ・スロットル、ゴリっと骨太の

ロックンロールなんです、音楽が。

でも、それだけじゃなくて、

熱量というか、引き込み力がハンパないんです。

 

自然と体が動く、とか そんな柔らかい表現でなく、

気づいたら熱狂的にライブを観て、

踊って、叫んでいる、と言った感じで

グイグイグイと引き込まれていくのです。

 

ここまで心を持っていくロックンロールを

奏でるバンド、いないよ。

というのが、率直な感想でした。

 

それに、時間が余ったから、と言って即興で

「ロール・オーバー・ベートーベン」を

サラッとやってしまうのも、好き。

こんな古いロックンロールを演奏して、

若い観客を踊らせるもの最高にカッコイイ。

 

ものすごく、ロックンロールへの愛が

詰まっていることが、ひしひしと感じるのです。

 

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ちなみに、ザ・スロットルのヴォーカルは、

SANABAGUN.でも活躍している

高岩遼さんです。

 

この人、声の色気すごい。

そして存在感もすごい。目が離せないのです。

 

余談ですが、去年のブログに書いた、

JAZZ SUMMIT TOKYOにも、高岩さん

ゲストヴォーカルで参加されていたのですが、

これも、ものすごく良かったです。

SANABAGUN.でも、ザ・スロットルでもない、

柔らかく低い声でジャズを歌う姿が

とても印象的でした。

 

話は、ザ・スロットルに戻りますが、

ロックンロールをただ単にやるだけなら、

懐かしいねー、とか、正統派なんだね、

というだけになると思うのですが、

 

ザ・スロットルを観ていると、

サウンドはロックンロールだけど、

懐古的ではなく、革新的で攻撃的。

21世紀に、音を刻んでいる感じがするのです。

 

2013年結成で路上ライブ通算3000回は、すごい。

www.youtube.com

なんか面白いことしている、カッコイイことしている

というのを、感じさせてくれるようなバンドだな、

と思っています。

 

去年知って、ものすごく好きになったバンドの1つです。