石井のブログ2

ラジオDJ、ナレーターなど話す仕事とときどきレコメンド書き。音楽中心マイペースなブログ。

花嫁様へ☆披露宴で司会と選曲をする人が教える☆入場音楽①好きな曲を貫いた結果

秋と言えば、ブライダルシーズン!!

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去年の夏に、ゼクシィで結婚式のシチュエーション別に曲を紹介しましたが、
それが大変だったけど、楽しかったので、
結婚式にまつわる音楽を紹介していこうと思います。

 
私、一応フリーアナウンサーという仕事柄、
友人の披露宴の司会をしたり、2次会のMCに引っ張り出されることがあります。
 
友人のだと、「こんなのいいんじゃない?」と選曲の話をしたりと、
友達ならではの話が出来て、イロイロと楽しいのです。
そこで、友人に話す感じで、「こんなのどう?」とイロイロと
話をしていきたいと思います!
 
毎度毎度の思いつきワガママ進行です。
第3回は、入場の曲
自分の好きな曲を入場に貫いた結果・・・ということで、
体験談をひとつ。

 

私の大学時代の先輩で、今でもフェスやライブに一緒に行く
音楽友達の披露宴で司会をすることがありました。
 
旦那様も、ライブやフェスでしょっちゅう会っているので、
新郎新婦、両方とも友達といった感じ。
 
音楽好きの2人なので、披露宴で何を流すかは、バッチリと決まっていました。
だから、私は特にアドバイスはなかったのですが、
入場に使用したいと言われた 曲が、ちょっと大変でした。
 
 選曲がマズいとかじゃないのですが、
正直なところ、司会泣かせだったのです(笑)
 
それが、
BUMP OF CHICKEN 「Stage of the Ground」 

名曲ですね。
メジャー1stアルバム「Jupiter」 の1曲目に、
収録されている曲です。 
 
先輩から仰せつかったオーダーは、
「歌い出しでドア・オープン」にしたい、ということ。
 
歌い出しでドアオープンね・・・
うん????
この曲、イントロ1分2秒あるんですよ!!
マジっすか?!
 
「 えっと、、、約60秒をどうする?」
という課題が、私に振りかかってきたのです。
 
 解決策として、
 
① イントロを切る。
 無理!というか、絶対にしたくない。
イントロでどんどん盛り上がりが出来て、心地よく気持ちが
上がったところで歌い出し、という曲。
 
・・・やってはいけない。
 
② 他の曲に差し替え提案。
やりたい。けど、この曲は、2人馴れ初めになる、
言わばキーソング。
 
・・・やってはいけない。
 
悩んだ挙句、私はこの曲の62秒分で
イントロ・トークを作りました。
 
イントロ・トークというのは、ラジオDJが、
曲のイントロに乗せて、何やかんやと情報を乗せて
曲紹介をする、アレです。外国っぽいヤツ。
 
「もうこれしかないでしょ!」ということで、
出来上がっていた披露宴の台本から、
新郎新婦紹介の一部を抜き出して、
ドあたまに入れるように書き換えました。
 
曲始まりから、15秒くらいしたらBGM音量にしてもらい、
45秒分のトークを作りまして、言い終わったら音量を大きくしてもらう。
2秒の余裕を持たせて作るのがポイントです。
ちょっとでもはみ出たら、歌に私の声が被るという最悪の事態になりますから。
 
家で何度も練習をして、でも本番って絶対に早くなるから、
ゆっくり落ち着いて、と自分に言い聞かせながら、本番の日を迎えました。
 
当日、会場のスタッフの方や音響さんと打ち合わせした際に、
 
音響さんには、
・最初の15秒は、大きい音量
・音量を下げてもらったら時点で、私は喋る
・喋り終わりのセリフは「新郎新婦の入場です!」
・もし、45秒分よりも早く喋り終わっても、喋り終わりのセリフで
 音量は上げてください
 
ということをお伝えして、
ドア・オープンの方にも、言い終わりのセリフを伝えて本番に。
 
曲スタートとともに、私も司会台で密かにストップウォッチを
起動させて、時間を見ながら、台本を読みました。
 
司会としては、
こんなの初めて!!(笑)
 
時間通りにキレイにドアが開いた瞬間、
「よっしゃーーーーーー!!」と、心の中でガッツポーズを
してしまいました。
 
やってみて、すごい楽しかったです。
(毎回はゴメンですけどw)
 
披露宴って、一生に一回のことですからね。
失敗したら、残念な思い出になってしまいますから、
とても緊張しますね。
 
司会業の方はすごいな、と毎回思っています。
 
 
★☆ポイント☆★
自分の好きな曲を使いたい時は・・・
 
・悩まず言いましょう。
 相手はプロです。何とかします(笑)
 
・一生に一回だと思うので、ワガママ言ってもいいと思います。
無理なら、無理な理由を説明してくれるから、言うだけいいましょう。
何とかなることもあるので。 
 
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